ウェルおおさか 大阪市社会福祉研修・情報センター

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講演会・研修レポート

研修レポート

社会福祉講演会 第2回

福祉の今を知る!
大阪市内の福祉活動の実践報告会
大阪市社会福祉研究 第38号
〜同心会社会福祉研究努力賞・会長等受賞論文より〜

講師 【基調講演】
 「無縁社会への挑戦 〜CSWの仕事〜」
 関西学院大学 教授 牧里 毎治
【実践報告】
 (社福)永寿福祉会 永寿の里 若葉
     長野 美香、平田 舞衣
 (社福)天王寺区社会福祉協議会  野田 美津子
     元(社福)大阪市社会福祉協議会/現(社福)水仙福祉会  藤野 正司
 (社福)大阪市社会福祉協議会 田淵 章大
対象 市民、社会福祉関係者等
会場 大阪市社会福祉研修・情報センター 大会議室
時期 平成28年6月22日(水) 午後1時30分〜4時
内容  研究誌「大阪市社会福祉研究」第38号(2015.12月発行)に掲載された「研究論文」から、「研究努力賞」等を受賞した作品について記念講演会を開催した。
 『無縁社会への挑戦〜CSWの仕事〜』と題した基調講演ののち、受賞者がそれぞれの取り組みについて発表した。

 基調講演では、無縁社会という底の抜けた地域社会で、孤立する家族と自治会の空洞化があり、原因のひとつに、過敏すぎる個人情報保護と家庭内遭難が考えられ、制度の谷間の落とし穴の問題があると話された。
 そして、CSWの仕事は個別事例のケア・ネットワークづくりが大事であり、住民応援団ボランティアのグループ形成や、セルフヘルプ・グループと当事者仲間づくりの重要性について講演された。

【研究努力賞】
「良い支援を拡げる『場』づくり〜人としての尊厳を守る権利擁護委員会の取組み〜」
【研究努力賞】
「認知症の地域包括ケア体制の構築について 認知症対策連携強化事業における医療・介護・福祉・地域の連携に向けた取組み 〜平成21年度からの実践と考察〜」
【会長賞】
「区社会福祉施設連絡会の取組み〜結成から協働活動そして新たな展開へ〜」

 基調講演35分、実践報告は20分×3グループと時間がタイトな印象な印象だが、4組の貴重な講演をきけるので、来場者は満足されていた。