ウェルおおさか 大阪市社会福祉研修・情報センター

講演会・研修レポートのTOPへ戻る
5F
講演会・研修レポート

講演会レポート

社会福祉講演会(第3回)親子レスパイト
〜難病や障害をもつこどもたちとその家族への支援を考える〜

講師 東大寺福祉療育病院 副院長  富和 清隆
対象 市民、社会福祉関係者等
目的 レスパイトとは、「介護者の休息」を意味します。 親が元気になれば、子どもも元気になります。在宅医療を必要とする子どもが増え、その必要性は高まるばかりです。
しかし、いつもと異なった環境では、子どもにとって、つらい経験にもなりえます。難病や障害の子どもとその家族がともに休息し、生きる喜びを一緒に発見することを目指した新しいレスパイト、「親子レスパイト」が、各分野の専門家とボランティアが協力した取り組みにより、東大寺境内で始まりました。
家族や地域の絆が弱まりつつあるなか、親子レスパイトの活動は社会にとっても確かな光になります。まだ新しい支援の取組みについて、富和先生からお話を伺いました。
会場 大阪市社会福祉研修・情報センター 大会議室
日時 7月14日(木) 午後2時〜4時
参加者数 75人
内容 ・親子レスパイトハウスとは、
一時的に介護等を引き受けることで、家族に休息を提供する,いわゆるレスパイトケア、ショートステーとは異なり、難病や障害を持つ子供が家族と一緒にゆったりとした時間を過ごし、生きる喜びと他の人々とともにあることを再発見する場所。家族との絆を深め、人々との縁を結ぶ場。
・難病や重度障害とともに生きる子供と家族
・小児の緩和ケアとホスピス
・英国ヘレンハウス VTR
・2つのレスパイト 介護者負担の軽減(ショートステイ)と
 家族がともに休息する(親子レスパイト)
・奈良親子パイトハウス VTR
・コンセプトと予定と課題

■ アンケートから

  • 「親子レスパイト」という富和先生のお考えの深さに触れる事ができ、よかったです。
    顔の見える関係からはじめるという言葉を重く受け止めました。
    ケアする側の方が頂くものが多いという現場のことをよく解ってくださっていました。
  • 命が長いから、短いからなどは関係なく歴史を生きる!!
    本当にそうだと思いました。自分自身におきかえても沢山考える事があります。
    すごく難しいことなのかも知れませんが、人と人とのつながりや不安なことを”不安だ!”と言えることが大切なんだと思いました。親子で家族で、ボランティアさん等のたくさんの人と一緒に休息することでまた一つ、笑顔が増えるんだとすごく感動しました。
  • ボランティアの原点である参加協力した事で色々な事を学び、ボランティアの意義まで教えてもらい、一人ひとりの生きがいまで見つけることができ、感謝の気持ちで一杯です。